中部電力グループの中電興業株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:増田 義則、以下「中電興業」)と株式会社オルガノサーキット(本社:千葉県柏市、代表取締役社長:中原 和幸、以下「オルガノサーキット」)は、本日、中電興業によるオルガノサーキットへの出資に関する投資契約を締結いたしました。
オルガノサーキットは、有機半導体を使用した次世代のアクティブマトリクス式※のLEDフレキシブルディスプレイ(以下「本ディスプレイ」)を開発する東京大学発のベンチャー企業です。
本ディスプレイは、厚さ約2mm、重量が従来ディスプレイの約20~10分の1と、超薄型・超軽量なシート状のLEDディスプレイで、大型化と低コスト化が可能なことから、世界で成長を続けるデジタルサイネージ市場が求める巨大広告の需要を満たす、まったく新しい映像デジタルサイネージデバイスとして期待されています。
※アクティブマトリクス方式とはディスプレイなどの駆動方式の一つで、ディスプレイ上の各LED画素にアクティブ素子(スイッチング素子)を配置することで、選択した画素ごとに信号のオン、オフ制御を可能にする方式
中電興業は、本ディスプレイの販売とこれを利用した広告サービスの提供を通じて、建物の壁面への設置や、吊り下げによる大型垂れ幕としての活用など、デジタルサイネージにおける新たな広告方法をご提案することにより、広告事業のIoT化を促進するとともに、新たな広告価値のご提供を進めてまいります。
オルガノサーキットは、現在、2022年度の神奈川県文化・複合施設への第1号の納入を目指して開発を進めており、今後も様々な用途への導入に向けた開発を進めてまいります。
両社は、本ディスプレイの導入拡大を通して、情報発信の多様化に取り組むことにより、地域社会の課題解決・発展に貢献してまいります 。